壮大な物語は完結へ―『ワンス・アポン・ア・タイム』これまでの物語

誰もが知るおとぎ話と現代の世界が交差する世界を描き大ヒットしたファンタジー・ミステリー『ワンス・アポン・ア・タイム』。シーズン5が日本上陸してから約3年、待望のシーズン6とファイナルとなるシーズン7がついにDisney+(ディズニープラス)にて配信スタート! シーズン1〜5(全112話)を見返すには膨大すぎると思った方へ、これまでの物語を振ります。(※本記事はシーズン5までのネタばれを含みます)

『ワンス・アポン・ア・タイム』の舞台は、アメリカ・メイン州のとある町ストーリーブルック。この町では白雪姫や赤ずきんといった誰もが知るおとぎ話の主人公たちが自分が何者か知らずに暮らしていた。なぜ彼らは記憶を失い、現代にいるのか―。すべての謎を解き明かす鍵を握る一人の女性の登場により、物語は動き出す―。物語は現代とおとぎ話の世界が交差しながら展開していく。

2011年に米ABCにて放送開始された『ワンス・アポン・ア・タイム』は、『LOST』のアダム・ホロウィッツとエドワード・キッツィスがクリエイターを務め、おとぎ話の世界と現代がシンクロするという衝撃的な設定が世界的に話題となり大ヒット。2013年には、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフに『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ワンダーランド』というスピンオフドラマも製作された(同作もDisney+にて配信中)。同作でハートのジャックことウィル・スカーレットを演じたマイケル・ソーチャは本家にレギュラー出演を果たす。

『眠れる森の美女』や『アナと雪の女王』など多くのディズニーキャラクターも登場。本作を見て、ヴィランだった者がヒーローに、ヒーローだった者がヴィランにと、イメージがガラッと変わったキャラクターもいるだろう。『ピーター・パン』のキャラクターはまさにそうだ。アニメーションでは強面なオジサンだが、本作ではナイスガイなフック船長。

主人公たちの手助けをすると思いきや、やはり自身にとって有益になる方につく。すべては復讐のため、自分のためだった彼だが、真実の愛を知り改心。まあ改心したと思えば、また...ということもあるが基本的には良い人に。一方、ピーター・パンはシリーズ屈指のヴィランに!

本作は作品の垣根を超えてキャラクターが絡み合うだけではなく、真実の愛はもちろん、自分の中にある善と悪、そして家族が描かれており、人とのつながりの大切さを伝える物語でもある。込み入った人間関係も面白い。ファンタジー要素も、ミステリー要素も盛り込まれ、大人も楽しめる作品だ。

シーズン1

おとぎ話のキャラクターたちは元々、魔法の森の住人だったが、悪い女王レジーナが呪いの魔法をかけたことにより、記憶は消され、魔法もハッピーエンドもない恐ろしい世界、つまり現代に閉じ込められてしまう。白雪姫は学校教師に、悪い女王は町長に、赤ずきんちゃんはバーのウェイトレス...。

そんなある日、息子と名乗る少年ヘンリーに導かれ、ストーリーブルックへとやって来たエマ・スワン。彼女こそ白雪姫とプリンス・チャーミングの娘であり、呪いを解くことができる町の救世主だった。彼女の登場で止まっていた町の時計が動き始め、ついには呪いが解かれ、町の住人たちは記憶を取り戻す。

<主なおとぎ話のキャラクター>

■『白雪姫』:メアリー・マーガレット/白雪姫、デヴィット・ノーラン/チャーミング王子
■グリム童話:ゴールド/ルンペルシュティルツキン
■『シンデレラ』:シンデレラ
■『赤ずきん』:ルビー/赤ずきん
■『美女と野獣』:レイシー/ベル
■『ピノキオ』:アーチ―/ジミニー・クリケット、オーガスト・W・ブース/ピノキオ
■『アリス』マッドハッター

シーズン2

28年間離れ離れとなっていたエマと母の白雪姫は感動の再会を果たすが、今度は二人がおとぎの世界へ飛ばされてしまう。現代に戻るため、二人は『眠れる森の美女』のオーロラ姫と女戦士ムーランと共に行動する中、レジーナの母コーラとフック船長が現れ、彼らを妨げる。しかし、ヘンリーのために良い母親になろうとするレジーナの協力により、ストーリブルックに戻ることに成功するが、コーラとフックもまた現代に。

町の所有者であり、闇の王ルンペルシュティルツキンことゴールドは息子を探すためニューヨークに向かう。その息子はエマの元恋人ニールであり、ヘンリーの実父であることが判明する。そんな中、呪いが解かれたことにより、外界から遮断されていた町の出入りが自由になり、魔法を悪しきものとして考える者がストーリーブルックを消滅させようとやってくる。それまで対立していたエマとレジーナは力を合わせ消滅を阻止するが、ヘンリーはネバーランドに連れ去られてしまう。そして、彼を救うため、エマやレジーナ、ゴールドらは、心変わりしたフックの帆船ジョリー・ロジャー号で出発する。

<主なおとぎ話のキャラクター>
■『眠れる森の美女』オーロラ
■『ムーラン』ムーラン
■『ピーター・パン』キリアン・ジョーンズ/フック船長
■『フランケンシュタイン』フランケンシュタイン

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シーズン3

ヘンリーをネバーランドにさらった悪の黒幕はなんと、ピーター・パンだった。さらに、このピーター・パンはルンペルシュティルツキンの父親であり、息子を捨てることで若さを手に入れていた。

一方、オズの国の西の悪い魔女ゼリーナが新たな呪いをかける。彼女はレジーナの姉であり、幸せを手に入れるため過去を変えようと企んでいた。レジーナはゼリーナを倒そうとするも、過去への扉が開き、エマとフックが巻き込まれ歴史を変えてしまう。無事歴史を元通りにしたが、同時に壺に閉じ込められていたエルサをストーリーブルックに連れてきてしまう。

<主なおとぎ話のキャラクター>
■『ピーター・パン』:ピーター・パン、ティンカー・ベル、ウェンディ
■『リトル・マーメイド』:アリエル
■『ロビンフッド』:ロビンフッド
■『ラプンツェル』:ラプンツェル
■『オズの魔法使い』ゼリーナ/西の悪い魔女

シーズン4

雪や氷を自在に操る魔法の力を持つアレンデールの女王エルサは、エマたちと行方不明の妹アナを捜し出す。

ゴールドはマレフィセント、アースラ、クルエラの力を借り、本の作者を探し出し、ヒーローとヴィランズの立場を逆転させようとしていた。作者はゴールドがヒーローとなる物語を書くのだった。すると、現代で生まれたヘンリーを除くすべての住人が消えてしまった。ヘンリーは物語の世界に入り、エマと共に物語を元に戻す。元の世界に戻るとゴールドの心が闇に覆われようとしていた。そして闇の力は暴走し、エマの体内に入り込んでしまう。

<主なおとぎ話のキャラクター>
■『アナと雪の女王』:アナ、エルサ、クリストフ
■『眠れる森の美女』:マレフィセント
■『リトル・マーメイド』:アースラ
■『101匹わんちゃん』:クルエラ・ド・ヴィル

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シーズン5

闇の王となったエマは黒い渦に消え、魔法の森にたどり着く。そこではルンペルシュティルツキンが彼女を闇に染めようとしていた。ストーリーブルックに残されたヘンリーや白雪姫、フックらはエマを探しに向かう。再会した彼らは闇の力からエマを解放するべく、アーサー王が統治するキャメロットを訪れる。しかし、アーサー王は光と闇のバランスを変えようとし、白雪姫、レジーナ、フックらを捕らえる。救出に成功するも、この時エクスカリバーで怪我をしたフック。現代に戻ろうとした時、倒れてしまう。エマは彼を助けるためフックを闇の王にする。

現代では、地獄からこれまでの闇の王たちがやってくるが、フックは自分を犠牲にし、ストーリーブルックの住人たちを助け死んでしまう。だがこの時、ルンペルシュティルツキンの策略により再び彼が闇の王に。黄泉の国ではハデスに支配され、やり残した魂たちがおり、クルエラやピーター・パンなどこれまで登場したキャラクターたちが多くいた。彼らはフックを助けにきたエマやチャーミング、レジーナらと対面する...。そして、ハデスの望みは完全な人間に戻り黄泉の国から出ることで、ハデスは過去に恋をしたゼリーナを再び愛し、黄泉の国から脱出する。

ハイドに脅かされるストーリーブルックの住人たち。彼を倒す術を探す中、エマは救世主としての運命に翻弄される。そんな彼女の前に悪い女王が現れ、さらなる呪いがストーリーブルックを襲う。

<主なおとぎ話のキャラクター>
■『アラジン』:アラジン、ジャスミン、ジャファー

シーズン7

シーズン6から数年後。魔法の森の住人たちにさらなる試練が待ち受けていた。成長したエマの息子ヘンリーらはそれぞれの世界に希望を取り戻すため、再び壮大な冒険の旅へ。

<主なおとぎ話のキャラクター>
■『シンデレラ』:シンデレラ、トレメイン夫人、ドリゼラ
■『プリンセスと魔法のキス』:ティアナ
■『ふしぎの国のアリス』:アリス
■『塔の上のラプンツェル』:ラプンツェル

シリーズ最終回には、シーズン6をもって降板したエマを演じるジェニファー・モリソンをはじめ、白雪姫役のジニファー・グッドウィンや、チャーミング王子役のジョシュ・ダラス他、これまで登場したキャストたちが壮大な物語のフィナーレに花を添える。

壮大なファンタジー・ミステリー、ついに完結!『ワンス・アポン・ア・タイム』全シーズンは、Disney+(ディズニープラス)にて配信中。

(海外ドラマNAVI)

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『ワンス・アポン・ア・タイム』© 2011 ABC Studios. All Rights